木を囲む中庭に居場所を広げたウリンデッキ施工事例
中庭の木を切らずに、その周りへ人が集まる床を広げると、庭の時間は大きく変わります。
この事例は、既存の樹木と石張りを残しながらウリンデッキをL字に伸ばし、縦格子、長いテーブル、ベンチを組み込んでいます。
昼は木の枝を見上げ、夜は格子の足元に灯りが流れる、内と外の間の居場所です。
全面を木で覆わず、植栽と石張りを残して床の高さを切り替えることで、庭らしさと使いやすさを両立しています。計画時は幹だけでなく根の成長を調べ、床下の排水・通風と将来の点検口を確保します。
既存樹木と石張りを残し、縦格子・テーブル・ベンチを組み込んだ中庭ウリンデッキの概要
写真で見る既存樹木と石張りを残し、縦格子・テーブル・ベンチを組み込んだ中庭ウリンデッキの見どころ
掲載写真はクリック/タップで拡大表示できます。拡大後は前後移動やサムネイル選択で、同じ事例の写真を続けて確認できます。
設計・施工で参考にしたい3つのポイント
1. 既存樹木を床の中心へ残す
幹の周囲へ成長余白を取り、根を傷めない支持位置と、将来の拡張・補修方法を決めます。
2. 木床と石張りの高さをつなぐ
出入口、デッキ、庭石の段差を見比べ、座る場所と歩く場所が自然に切り替わるようにします。
3. 格子と家具を一体で割り付ける
縦材のリズムへテーブル・ベンチの高さを重ね、後付け家具が通路を狭めないようにします。
この施工事例でウリンを使う意味
ウリンは床、縦格子、テーブル、ベンチへ同じ木質を通し、中庭の複数の役割を一つの空間へまとめられます。長材だけでなく、家具脚や格子、端部へ短尺材を配分できることも理材活用の意味です。
屋外の床と格子はシルバーグレーへ変化し、照明に照らされる夜は木目の陰影が強く現れます。幹との離隔、床下排水、灰汁、ビス、照明配線、フェンス構造を点検し、樹木と木部の双方を保ちます。
写真と現地確認の境界
写真では中庭のデッキ、樹木、石張り、縦格子、家具、照明を確認できます。床下構造、根の範囲、排水、境界、荷重、寸法、照明回路は写らないため、現地調査を基に設計します。
同じような計画で確認したいこと
- 樹木の幹・根との離隔
- 建物開口との段差
- デッキ下の排水・通風
- フェンスの高さと風荷重
- 家具の固定と動線
- 照明配線と点検
既存樹木と石張りを残し、縦格子・テーブル・ベンチを組み込んだ中庭ウリンデッキのFAQ
樹木の幹の周りまでデッキを張れますか?
成長余白、根、点検、落ち葉の清掃を考え、幹へ密着させない開口を計画します。
既存の石張りを残せますか?
高さ、排水、支持位置が合えば共存できます。木床との段差とつまずきを確認します。
テーブルやベンチをデッキへ固定できますか?
床下の下地と荷重を確認し、清掃や将来交換も考えて固定方法を決めます。
照明を格子の足元へ入れられますか?
屋外仕様の器具、配線、防水、点検性を電気業者と確認します。
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