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“鉄の木”ウリンの圧倒的耐久性を支える素材力

ウリン材は、比重が0.97〜1.05ほどと、天然木材の中でもトップクラスの高密度を誇ります。さらにヤング係数(縦方向の剛性を示す値)も非常に高く、曲げ強度やせん断強度も優れているため、構造材としても抜群の安定性を発揮します。この物理的特性のおかげで、ウリン材は強靭さだけでなく、雨や湿気にさらされても数十年腐らないと言われるほどの耐水性・耐腐朽性を備えています。つまり、基本的には防腐剤などの薬剤を使わなくても長持ちする、まさに“鉄の木”と呼ばれる所以です。

 

ウリン材のメンテナンスは“やる・やらない”を選べる

ウリン材は非常に耐久性が高いため、基本的に塗装や薬剤塗布といった防腐処理をしなくても腐朽の心配がほとんどありません。
ただし、経年変化で表面は徐々にシルバーグレーに変わっていくため、
元の深い赤褐色の色味を長く楽しみたい場合は、定期的なオイルメンテナンスがおすすめです。
逆に、グレーの風合いを味として楽しむなら、表面の汚れを水洗いするだけでも十分です。
耐久性には影響しないため、色味の好みに合わせて“やる・やらない”を自由に選べるのがウリン材の魅力です。

 

長く美しく使うために心がけたいポイント

ウリン材は高密度で吸水しにくい分、表面に汚れがたまると苔やカビの原因になることがあります。
そのため、年に1〜2回程度、デッキブラシなどで表面を軽く洗浄してあげると清潔さを保てます。
また、長年の使用でささくれが気になる場合は、サンダーで表面を軽く研磨すると、
滑らかな木肌が蘇ります。オイル塗布も定期的に行えば、色味を維持できるだけでなく木材内部のひび割れ防止にもつながります。
ウリン材の耐久性の秘密はその素材力にありますが、ほんの少し手をかけてあげることで、
その美しさをより長く楽しめるのです。