
Q1. ウリンとはどんな木ですか?
A. ウリンは東南アジア原産の熱帯広葉樹で、非常に硬く重いことから「鉄の木(Ironwood)」とも呼ばれます。特にボルネオ島で多く産出されます。
Q2. どこで育つ木なの?
A. 主にインドネシアのカリマンタン島(ボルネオ島)に自生しており、マレーシアのサバ州では「ビリアン(Belian)」、サラワク州では「ブリアン(Belian)」と呼ばれています。
Q3. ウリン材はどれくらい重いの?
A. 気乾比重はおおよそ0.85〜1.04で、水に沈むほど重いのが特徴です。硬さと重さは天然木材の中でもトップクラスです。
Q4. なぜウリンは腐りにくいの?
A. ウリン材は樹脂分やポリフェノールなどの天然成分を豊富に含んでおり、防虫・防腐効果が高いので、薬剤処理をしなくても耐久性があります。
Q5. シロアリに強いのは本当?
A. はい。ウリン材はシロアリや木材害虫に強く、長期にわたって虫害のリスクを大幅に抑えられます。
Q6. どんな用途で使われてきたの?
A. 古くから橋梁、港湾施設、杭材など、特に水に触れる環境で多用されてきました。近年ではウッドデッキや外構材として人気です。
Q7. ウリン材の色はどんな感じ?
A. 伐採直後は赤褐色〜茶褐色をしていますが、屋外で風雨にさらされると徐々にシルバーグレーへと変化し、独特の風合いを楽しめます。
Q8. 加工はしやすい?
A. とても硬く重いため、加工には専用の工具と技術が必要です。DIYの場合は注意が必要で、プロに依頼するのがおすすめです。
Q9. お手入れは必要?
A. 耐久性は非常に高いですが、表面の美しさを保つためには定期的な洗浄やオイル塗布でメンテナンスすると、より長持ちします。
Q10. ウリン材のデメリットは?
A. 加工が大変で重量があるため施工費用がやや高くなること、また希少材のため流通量が限られている点がデメリットです。